Meta-Perception

主観至上主義の時代をメタに考える

人生のテーマついて考えてみた

人生で取り組むこと、すなわち人生のテーマを明確に持っている人ってどのくらいいるのだろうか…。

大小様々取り組むテーマってあると思うのだけど、自分はどんなものに取り組むべきなのか、取り組みたいのか… が最近の悩みです。

誰でも多かれ少なかれ悩むのでしょうが…。

そんなわけでちょっと人生のテーマの捉え方というか軸を整理してみました。

誰にでもあてはまるわけではないけど、今時点の仮説。。。

僕の今のテーマは複雑だけど答えありき

何がやりたいだろうと考えてみる。。。 何に情熱が湧き上がるだろうか。 ちょっと色々出してみます。

  • ベンチャーに行って事業を回して大きくしたい
  • 参謀的な立ち回りが僕には向いているのでCFOとかになりたい
  • でも一方では起業してみたい
  • 人の相談に乗るみたいなのも好きだから、マネージャーとして若手の教育担当なんかも興味ある
  • お金を稼げることがしたい
  • 大学院に行って勉強し直したい
  • 貧困、格差、BI…大きなテーマへの関心が高まってきたので公共系の仕事にも興味がある。特に、公共政策立案がしたい
  • エトセトラエトセトラ…

いくらでも出てくる。

取り組むべきテーマと言っても思いつくままに挙げてみてもきりがないので、ちょっと軸を切って整理してみる。

こんな感じでどうだろうか。

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テーマセグメンテーション(筆者作成)

縦軸にはそのテーマの視点、すなわち先の何かを見るFuture Orientedなタイプなのか、現実を見るFact Orientedなタイプなのかで切ってみる。

Future Orientedなテーマは創造的なだったり先進的だったりする。 自分の情熱に従って、こうありたいとか、こうあるべきとかを追求する。 何かをなす、作り出すことを念頭に置く。 過去にない無いものを追求するため、どうやるかではなく、なぜやるか、何をやるか、どうあるべきかなどが重視される。

一方、Fact Orientedなテーマはより課題解決的なテーマだ。 この社会課題を解決したい、この経営課題を解決したいとか問題解決に情熱を燃やす。 何か解を出すことを念頭に置く。 これにはある程度方法論やフレームワークがあり、どうやるべきかが重視される。

横軸にはテーマのComplexity、すなわちどれだけ複雑なことをするかでで切ってみる。 例えば、そのテーマを追求すると様々な人と絡まないとできないテーマほどComplexityは高い。 もちろん、人にかかわらず様々な要素が絡んできて本質が見えにくいようなものも複雑星が高いと見て良い。

これで4象限ができる。 反時計回りに見ていく。

Adventure

Future OrientedでかつComplexity HighなテーマはAdventureと名付ける。

自分の心に従って将来を描き、様々な人を巻き込み、いわゆる先駆者として未来を切り開いていくようなテーマ。 上記に僕が書いたものだと起業が該当する。

これに心の底から燃える人は根っからの起業家タイプなのだろう。

Art

Future OrientedかつComplexity LowなテーマはArtと名付ける。

自分の心に従って活動するが、それはあまり他人と関わらず複雑性は高くない。 自由に思うがままに自己表現をする芸術家が最も典型的だと思う。

発明家はAdventureなテーマとややかぶる気もするが、僕はこっちだと思う。 発明を元に世界を変えるために起業し、複雑性が高まってくるとAdventureなテーマになると思う。

僕はこれに関するものはあまり情熱がないらしい。

Study

これが一番わかり易いかもしれない。 Fact OrientedでComplexity Low。 現実とか事実に基づいて、他者にあまり関係せず自分の思うがままに進める。

学業や研究が当てはまる。

上記だと、大学院で学び直したいとかが当てはまる。

Project

Fact OrientedかつComplexity HighなものをProjectと呼ぶ。

最もこれに近いのは僕の職業であるコンサルタントのようなアドバイザーだと思う。 複雑な事象を解き明かして課題に対して解を出すわけだが、それは何をやるべきかよりもどうやるべきかが重視される。

Adventureとは明確に違う。 ゴールありきでそこに向かって走りきる。 そこにあるのは事実と方法論。

こう見ると今の僕はProjectをテーマに生きていることになる。

上に書いた、公共政策もどうやるかが重視される複雑な課題解決だし、教育担当もこちらだろう。 そして参謀的に事業を回して大きくしていくのもここに入る。

今時点の結論として、やっぱり僕はタイプ的にここなのだろうと思うわけです。

テーマへの関わり方を考える

テーマへの関わり方は、それぞれのテーマのタイプで色々あるはずだ。

ということで、Projectについてはこれも4象限で整理してみた。

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My positioning (筆者作成)

縦軸に自分の立場がそのテーマにOwnerとして取り組むのか、外部のAdvisoryとして取り組むのか。

更にそれぞれの立場でリーダーなのかフォロワーなのか。

これによると僕は今右下のところ、Advisoryのスタッフである。

取りうるオプションは3つ。

  1. 右を目指す。つまり今の職業のまま上を目指す。すると右のProfessionalのLeaderつまりPartnerになる。
  2. 上を目指す。OwnerのFollower、つまり事業会社などに転職し、自分がオーナーとして取り組む。それによって何かしらの課題を解決する。
  3. 右上を目指す企業参謀的に振る舞う。ベンチャーへ役員で入る、共同で起業してそのポジションに付くなど。

縦軸はテーマのフォーカスとしてvisionとproblem solvingの方が良かったかな。

論が結ばれていない暫定の結論

うーん、今の時点でどうも決め切られない。

でもこのまま上を目指すだけは全くピンとこない。 それだけでも整理した甲斐があった。

もう少しじっくり考えたい。 殻にこもっていても埒が明かない気もするので、 もっと外の人のアイデアを聞いてみたい。

後は外国の特に新興国とかの勢いを感じたり。

刺激を沢山受けて考えを深めたいと思いました。